暖房で空気が乾燥する?それでもインフルエンザ対策は暖房必須

2016.02.26

こんにちは! 小沢工務店の矢部です。
分からないことがあると、インターネットなどで色々と調べることが好きなのですが、せっかく調べた情報は、ブログでもお伝えしていきたいと思います!!

この冬は、11月から暖かい日が続いたためか、インフルエンザの流行が遅くなり、2月になってからピークを迎えている様子ですね。
学級閉鎖などの情報も聞こえてきておりましたが、2月の終わりになっても、インフルエンザにかかってしまう方は多い様子です。

こうしたインフルエンザや風邪は、かかる前に予防したいものですが、予防の方法として、マスクの着用や、手洗いうがいの励行、室内の加湿が、効果があるとして、多くの方が取り入れていることと思います。
マスクの着用や、手洗いうがいの習慣化は比較的容易ですが、室内の加湿については、困ることも多いのではないでしょうか?
加湿をし過ぎると結露が起こってカビが心配だとか、せっかく加湿器を使っていても、暖房をしていたら湿度が上がらないとか、湿度管理は面倒な印象もあります。

今回は、暖房をしていたら湿度が上がらないという部分が気になり調べてみました。
本当に湿度が上がらないのか、乾燥しやすいのか、ちょっと分かったような気もします。
調べた結果を、私自身の考察も含めてご紹介していきます。
温度湿度という分野に明るい訳でもありませんので、理解の怪しい部分が多いですが、何となく、生活に取り入れてみたくなる情報となれば幸いです。

まず、どうして湿度が上がらないのか?ですが、
暖房をすると屋外気温より室温が高くなることに大きな理由があるようです。

湿度は、ある温度で空気1kgが蓄えることが可能な限界の水蒸気量(飽和水蒸気量)
に対して、実際の空気が1kg当たりで、どの程度の水蒸気を蓄えているかを
割合で表すもの(相対湿度)となっています。
温度が上がるほど、空気は水蒸気をより多く蓄えられるようになりますから、
同じ水蒸気量なら、温度が上がれば自然に湿度も下がるということになります。
飽和水蒸気量の方程式を調べて表計算ソフトを使うと、こんなグラフが作れます。

温度と絶対湿度

外気と同じ水蒸気量を蓄えた空気を暖房で温めると、その温度での飽和水蒸気量に対する水蒸気量の割合は小さくなるので、空気の膨張など複雑なものを取り払って考えると、水蒸気量は変わらなくても、暖房により湿度が下がったように見えてしまいます。

湿度が下がるなら、暖房するとインフルエンザ感染のリスクは上がるんじゃないか?
と疑問に思えてきますが、乾燥だけでなく低い気温もウィルスの活性率を上げ、感染のリスクを上げるというのも、既に一般的な知識となっているそうです。
また、インフルエンザウィルスの流行は、空気1kg当たりの水蒸気量が、11g以下となると広がってくるという目安もあるそうです。
(インフルエンザウィルスの、温度や湿度との関係については、G.J.HARPERや、宮城県の庄司医師の研究があるようですので、ご興味のある方は検索してみて下さい。)

厚労省のホームページでは、湿度を50%~60%で管理するのが良いとの記載もあります。
11g/m^3の水蒸気量で、湿度が50%~60%というと、室温はどのくらいでしょうか?

温度と湿度_40%_60%

先ほどのグラフに湿度40%と湿度60%の曲線を加えてみました。
湿度60%の曲線に注目していただくと、だいたい21℃が11g/m^3に相当します。

水蒸気量11g

快適な湿度環境を作り、インフルエンザウィルスの活性率を下げる環境を作るには、ここまで室温を上げないと実現できないんですね。

暖房をしてしまうと、空気中の水蒸気量の割合となる相対湿度は下がりますが、低い気温と低い湿度はウィルスにとって好環境の様子です。
まだまだ寒い季節ですが、暖房して室温を上げつつ加湿を行って、健康に過ごして下さいね!


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