加湿器のせいで結露する?結露の仕組みが分かれば対策出来ますよ

2016.02.27

こんにちは! 小沢工務店の矢部です。

TRETTIOの外観発表会まで、一週間となりました。
新築をお考えの方、是非ご来場いただいてTRETTIOを体感いただけたらと思います。

前回の、「暖房すると湿度が上がらない」という記事を書きながら、加湿しすぎると結露が…と、結露について少し触れましたが、結露も生活の中で困ることの多い問題です。

事実、私が自宅の新築を考えたのも、アパート住まいの頃に酷い結露で、カビなどに悩まされたことが決心するための大きな要素でした。
アパート住まいの頃は、非常に苦労しました。試行錯誤して室内の湿度を下げればサッシ一面の結露は減るんじゃないかとか、部屋の温度を上げれば結露もすぐ乾くんじゃないかとか、結局のところ最善の解決策は、結露したら水分をなるべく早く取り除くということでした。
出来なくてカビだらけになったので、解決策とは言い難いのですが…。

でも、結露は出来ることならなくしたいですよね。
スーパーウォール工法なら、その結露をほとんどなくせますよ!という結論で話を閉じても良いのですが、どうして結露をほとんどなくせるのか分かりませんね。
スーパーウォール工法のような高い断熱構造でも、使い方を誤れば結露だらけになる可能性は十分にありますので、結露の仕組みを知って結露を防いでいくことにしましょう。

まず、結露が発生するときに、どんなことが起こっているのか知らなければいけません。
結露は、どんなところに起こっているかイメージしてみましょう。
寒いところや冷たいところがイメージされませんか?
ここで、前回の記事でも使った飽和水蒸気量の曲線を見ていただきたいと思います。

温度と絶対湿度

温度が高いほど、空気が抱え込める水蒸気の量は増える理屈なのですが、高い温度で抱えた水蒸気は、温度が低くなると空気に抱えてもらえなくなり溢れ出てしまいます。
これが結露となって、急激に空気を冷やす原因となった場所に残ってしまいます。

結露イメージ

参考に絵を書いてみましたが、広い部屋は暖かい空気のイメージ、中にいる人は水蒸気の粒をイメージして下さい。広い部屋には人がたくさん入ることが出来ています。
次に、空気が急激に冷やされて水蒸気を抱えられる量が少なくなった状態を、狭いエレベータに移動させられるイメージで描いてみました。エレベータのドアの前に溢れた人たちがたくさんいます。この人たちが水蒸気なら結露ということになります。

加湿器に話を戻しましょう。
加湿器は、加熱して水蒸気を発生させるタイプと、蒸発させて空気中に発散させるタイプ、超音波などの細かい振動により水を細かい粒である蒸気に似た状態にして放出するタイプなどがありますが、どんなタイプであっても加湿した直後に空気が冷やされれば、結露を起こします。
そうしたことを考えると、置き場所は寒い外に近い窓付近や部屋の隅、外気の流れ込む場所、断熱されていない水道管の近くなどを避けなければいけませんので、部屋の中央付近が理想的です。
また、温まった空気は部屋の上方に行きやすく足元は冷えやすくなりますので、床に置くのも望ましくありません。高さは70cm~100cmの高さが良いようです。
また加湿器は温度などのセンサーを基準に動くものが多いので、暖房が直接当たる場所も、温度センサーを正常に稼働させなくするため、避けるべき場所となります。

加湿器の置き場所は、
・なるべく部屋の真ん中
・高さは、70cm~100cm
・エアコンなどの暖房が直接当たらない場所
を考慮して検討して下さい。

こうしたことで、ある程度の対策が行えますが、室内に冷たい場所が残れば、やはり結露は起こってしまいます。
室内に冷たい場所を作らない方法は、やはり外壁や窓などの開口部の断熱を良くすることと隙間風の入り込まない気密性です。その断熱と気密の対策が出来ているのがスーパーウォール工法ですので、ほとんど結露をなくすことが出来る理由が分かってきますね。
既存の住宅でも二重窓、断熱の改修で結露を出しにくくして、住まいやすくするリフォームも効果的です。
空気が暖かい状態で湿度が適正な範囲であれば、結露は現れません。
空気を冷やさない工夫が結露の対策になります。
実際に、スーパーウォール工法の家に住んでみて、建物自体で対策することをおすすめしたくはなりますが、まずは加湿器の置き場所について、ご参考にしていただければ嬉しく思います。

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